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彼の目を盗んでは生徒会室に通うようになって二カ月が経ち、 ついに僕の行為がバレてしまいました。 「お前は突っ込まれるなら何でもいいのか」 「違いますっ・・・」 「俺じゃ満足出来なかったんだな」 「違うんですっ・・・ごめんなさい・・・」 部室の床に正座をさせられて、あなたはいつもより大きく見えます。 怖い顔。 いつも優しかったのに、怒らせてしまったのは僕です。 「喜緑さんが強引にやってきたのだけは認めてやる」 「はい・・・」 「けど、俺とのデートを断ってまで通いつめていたのは許さん!このバカが!」 「わーん、ごめんなさい、ごめんなさいぃっ」 「そんなに気持ちよかったか、ん?」 「違うんですっそうじゃなくって・・・!」 確かに彼女がしてくれることは全部が気持ちよかった。 僕が大きく反応する場所を見つけたら重点的に刺激してきて、 硬さも、 温度も僕にはちょうどよくて・・・ 「思い出して頬を染めるな!」 「あうう・・・」 「もう怒った。浮気だからな、これは」 「ぼ、僕が好きなのはあなただけです!」 そうです、 いくら気持ちよくてもやっぱりダメなんです。 愛がないから、 寂しくなるんです。 「どうだか。お前は俺が、好きなのはお前だけだって言って他の奴とやってもいいのか」 「ええっ!いやです!」 自分勝手なの、分かってます。 もう二度としませんから。 あなた以外に触らせたりしないから、許してくださいっ。 「・・・何がそんなによかったんだよ」 やれやれ、と肩をすくめて、 やっと彼は僕に視線を合わせてくれた。 「暖かくって・・・」 「はっ?」 「体の奥に、びゅーって何か出されるんです・・・」 「・・・・・・」 あなたは、してくれないから。 どんなにお願いしても、 中に出してくれないじゃないですか。 お前のためを想ってだって言ってくれるけど、 僕はしてほしいんです。 喜緑さんには全部知られていて・・・ さすが、情報操作が得意な彼女たちらしいなと思いました。 「お前はなんでそんなに中に出されたいんだよ・・・」 「好きなら出したいんじゃないですか?」 「どの本に書いてあった?」 「長門さんが貸してくれた恋愛のすすめに・・・」 「バカ」 愛おしいほど出したいって書いてあったんです。 赤ちゃん、できるように、本能的に愛してる人にだけって。 僕には赤ちゃんは出来ないけど、 それでも、欲しいんです! 「お前は・・・しょうもないな」 「ひ、ひどいです」 「具合悪くなるぞ?中にだしたりしたら」 「でも、ならなかったです」 「宇宙人は別!」 「はい・・・・・・」 なっても、構いません。 あなたに出されて具合が悪くなるなら本望です。 それに、きっと、それ以上に嬉しいです! 「はあ・・・とりあえず、だな」 「はい・・・?」 「お仕置きからだ」 「え・・・わっ」 肩を押されて、そのまま床に倒される。 電気が点いたままです、 見られるのは、 恥ずかしいですっ。 「お前の体も顔もしっかり見てやるからな」 「ううっ・・・」 「写真も撮る」 「ええ!?それはダメです、んむっ」 「ん・・・、お前に拒否権はない」 「そんな・・・」 写真なんて・・・ あとで見たら、 恥ずかしくて火が出ちゃいます。 写真を見たって、楽しくないじゃないですか、あなたも。 「お前が浮気したらその写真がどうなるか、だ」 「あぐ・・・」 「いいよな?もう浮気しないなら、撮るくらい」 「じゃあ、じゃあっ、代わりに、中に出してくださいっ!」 また、ため息をついてる。 僕の言ってることはおかしいことでしょうか。 「バカだな・・・」 彼は、 結局、 中に出してくれました。 僕は、 とても嬉しくて、 言うことも聞かずに出してもらったものをそのままにして家に帰って、 悲惨な目に遭いましたが。 でも、いいんです。 だってすごく気持ちよかったから。 幸せだったから、 またしてほしいって、思うくらいです。 やっぱり僕、あなたが大好きです、 もう他の人としたりしないから、 これからも、いっぱい、しましょうね。!!!!!!!!WARNING!!!!!!!
「それで、もう、彼は来ないって言ったんですね?」 「その通りだ、喜緑くん」 「ふうん・・・」 せっかく、面白いおもちゃを見つけたのに、つまらないわ。 あんなに気持ちいいって喘いでたくせに、 結局は戻ってしまうのね。 人間ごときの感情はわたしには分からないけれど、 そういうものなのね。 いいわ。 いつまでも同じおもちゃじゃ飽きてしまうもの。 「ねえ、会長」 「何かね、喜緑くん」 「わたしが古泉くんを呼んでほしいって言ったとき・・・どう思いました?」 生徒会長用の椅子に深く腰掛けて、彼はわたしをじっと見つめる。 「それは・・・そうだな、割と、複雑ではあった」 「と、言うと?」 「俺の気を引こうとしてああ言ったなら、その必要はない、ということだ」 生徒会長。 あなたのことも大体分かっています。 ごく普通の男子高校生。 少しだけ優秀。 女子には人気があって、 ただし特定の相手は作らない。 わたしという固体にも、興味を持っている。 「あら・・・それはやきもちですか?」 「そう受け取ってくれて構わないがな」 古泉一樹曰わく、 本来の性格をわたしには出していないそう。 そんなことをしたって無意味なのに。 どっちでもいいの。 あなたも知らない本当のあなたを、 わたしが見つけるから。 「嬉しい」 「喜緑くん・・・」 「やきもち、焼いて欲しかったんです」 しおらしく言ってあげれば、 眼鏡を軽く持ち上げて位置を直してから、 わたしの近くに歩み寄ってきた。 分からないことは一つ。 彼が面白いおもちゃになるかどうか。 資質はありそうに見えるわ、わたしの経験上。 「それは・・・こういうことかな」 わたしの肩に手を置いて、 額に優しく口付けてきた。 こんな手口でやってきたのね。 分かるわ。 人間なら、あなたに落ちてしまうのも。 「会長・・・」 「喜緑くん・・・」 でもね、わたしは違うの。 人間じゃないから。 生徒会室の床にブレザーを敷いて、彼は私を横たわらせる。 手が早いのね。 いいのかしら? こんなに近くにいる相手に手を出して。 「君は力を抜いて、俺に任せてくれればいい」 「会長も・・・ね」 「ははっ、そうだな。リラックスだ、リラックス」 そう、力を抜いて、わたしをちゃーんと見つめていてね? 「きみど・・・・・・ん、な、なんだっ!?」 もう、ここはわたしの空間。 今、会長を捕らえている指はわたしの意のままに動く。 古泉一樹は慣れていたから懐柔するまですぐだったけれど、 会長は如何かしら? 「き、喜緑くんっ、これは一体っ!」 「ふふふっ。会長、わたしに任せてくださいね」 がっちりと両手両足を拘束して、 動かせるのは首くらい。 わたしが直々に脱がせてあげる。 ありがたく思いなさい。 「意外と、積極的、なんだなっ」 ベルトをするりと外せば、まだそんなことを言ってる。 状況をうまく飲み込めないのかしら。 無理もないけれど。 「しかし喜緑くん、俺はされるよりするほうが好きなんだ。 無理をしなくていいから、このよく分からないおもちゃを外してくれないか」 あら。 わたしの指に対しておもちゃだなんて、言ってくれるわ。 そっちじゃなくて、あなたが、なんですよ? 「気が合いますね、わたしもそうなんです」 にこり、笑ってから下着ごと足首まで下ろしてあげました。 ふぅん・・・さすがに完全に勃起してるってわけにはいかないのね。 古泉一樹は何度目からか、 期待しちゃってこの部屋に入るだけですごかったから、ちょっと残念。 「こっ・・・これは、恥ずかしい、な」 「そうですか」 わたしが直接してあげるのはご褒美をあげるときだけ。 あとは、この子たちにさせちゃいましょう。 ええと、会長、 「ねえ、後ろは、初めてでしょ?」 「なにっ?」 「うふふ、喜んでる。この子ね、初めての人が大好物だから」 わたしの近くに寄ってきたのは右手の中指と繋がっている子。 古泉一樹より、気持ちいいといいわね。 「何を言っているのか、よく分からないのだが」 「すぐに分かります」 左手の人差し指を、二、三度舐めてから後ろを撫でる。 そうすればこの子もぬるぬるになって、 すぐに慣らすことができるんです。 すごいでしょう、会長。 誉めてあげてくださいね。 「う、うわっ!なんだ!何を・・・!」 「すぐに良くなりますから、でも、裂けちゃわないように力は抜いてくださいね」 「裂ける!?」 初めてだから、少し痛いのは許してね。 「ま、まま、まさか」 「はい。会長の初めて、貰っちゃいます」 「やめ・・・やめたまえ、喜緑くんっ!自分が何を言っているか、」 「会長こそ、分かってないんですか?分かりやすく言うとね、」 中指を会長の唇にあてがう。 何か言おうとしていたからすぐに中に入れた。 暖かい感触。 驚いて噛んできたけど、痛みは感じない。 「ん、んうっ!!」 「しっかり口の中で確かめてくださいね。その子が会長のおしりの中に入る子だから」 「んんーっ!」 「嬉しいみたい。今日はいつもより大きくなっちゃって」 あの子なら平気そうだけど会長は初めてなのに大変かしら。 まあ、なんとかなるわ。 かわいい声ならいいけど、 やめたまえ、なんて低い声で言われ続けるのはあまり気分がよくないわね。 じゃあ、そうなるまでは、 こっちの子をくわえていてね。 「きみど、ん、うぐっ」 「大丈夫ですよ、気持ち良くなれるから」 「んんー、う、むっ」 気持ち良くなれるように、 前を触ってあげながら後ろも徐々に侵攻を始める。 本当に無理なら、 後ろを触られながら勃たないんだけど、 ふふっ、やっぱり会長は見込みがあるみたい。 恥ずかしそうに顔を歪めているけど、 その頬や耳は赤く染まってきた。 前も、確実に反応し始めている。 かわいいわ、これだからやめられないの。 「ん、んう、んっ」 「会長、気持ちいい?おしりの中に入ってるの、分かるかしら? まだ細いところだけだけれど・・・」 入ってから大きくなった方がいいでしょうから、そうします。 だんだんと、目の焦点が合わなくなってくる。 今までは自分勝手に自分のペースでやってきたんじゃないかしら。 でも、されるのも悪くないでしょう。 目覚めてくれたら面白くなりそう。 自分が思ってるほど分かってないものなの、自分のことって。 だからわたしが教えてあげますね。 「んー!ん、んっ、んん・・・!」 「会長ったら、少し広げただけでこんなに垂らして・・・かわいい方」 もう、出ちゃいそうね。 強引に入っても大丈夫そう。 それじゃ、いただきまーす。 「あ、っあ、うあっ・・・!!」 ずぶずぶと奥まで、 体を押し広げながら入ってあげると、 そして同時に声を聞きたくて口から小指を離すと、 切なげな声をあげて精液をいっぱい出してくれました。 入れられた瞬間にいっちゃうなんて、かわいいわ。 初めてとは思えない適応力ね。 「ああっ・・・!!」 「まだまだ、足りないでしょう?うふっ、しっかり気持ち良くしてあげる」 「き、みど・・・り、く、」 「わたしと会長だけの秘密。ね、それなら安心でしょう」 誰にも言わないわ。 面白いおもちゃなら独り占めしたいの。 指を曲げて、どの辺りが一番いいのか探してみる。 古泉一樹ならすぐに分かったけど、 会長の場合は自分でも分かっていないから、 わたしが見つけなくちゃね。 「っ!あ、あっ!」 「みーつけた」 「だ、だめだっ、きみ、どりくんっ!」 「うふふ。いいんですよ、いっちゃってください」 「うああっ・・・!!」 気持ちのいいところ、見つけました。 だからそこに集中して刺激を与えます。 初めてだから、優しく擦ってあげる。 慣れてきたらもっとめちゃくちゃにしちゃいますから、 楽しみにしていてね。 「あああーっ・・・!!」 「ふう・・・」 ぐったりと机に体を預ける会長の頭を、 自分の手で撫でる。 きちんとセットされていた髪型も、 今ではぐちゃぐちゃ。 「よく頑張りましたね」 「き・・・みど・・・りくん、君は、一体・・・」 「ねえ、会長」 楽しかったでしょう、 気持ちよかったでしょう。 今までしてきた行為よりも良かったんじゃないかしら。 これからもたくさん、してあげる。 だからこれはわたしたちだけの秘密。 全部、秘密です。 「分かりました?」 「・・・・・・分かった」 「ふふ、いい子」 人間の男って、みんなこんなものなのかしら。 くだらないけど、 つまらない毎日の暇つぶしにはなりそうね。
喜会万歳!喜緑さんいいよね!いいよね!
反省はしているけど後悔はしていない。